@すすむの食べ歩き備忘録

岡山県内及び出張先の食べ歩き備忘録(岡山グルメブログ/ランチブログ/ラーメンブログ)です。                              Instagram https://www.instagram.com/susumu_insuta/

タグ:西の横綱

3年前に72年の歴史を閉じられた魚正さん、二代目の二男さんが三代目として始動されました。弓之町で営まれていた”山もと”は昨年末に閉店となっています。外観はほとんど変わらず、玄関前の椿も健在です。

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内観も構造は変わっていませんが朱塗りのカウンターが白木へ...艶やかさから清楚に変わりました。本来9~10席のカウンター席はコロナ禍ということもあり6席に減じていました!。

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夜はアテがしっかり出てきますね、麦酒を頂きながらの舌鼓...旬の素材を活かした逸品の数々です。

ワタリガニ
鰆炙り
蛸のやわらか煮
あん肝
しめ鯖
鱈の白子
うなぎ

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適度にお腹が膨らんだ頃に握りが始まります。

赤身の漬け
ハリイカ
小鯛の昆布締め
中トロ
ホッキ貝の炙り
白魚
はまぐり
大トロ
コハダ
車海老
雲丹
焼き穴子
卵焼き
中トロ巻き
胡瓜巻き

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握り14貫に巻物二つ...山もとで完成した逸品握りの数々、素材の特徴を引き出した旬の味を堪能、基本どれも醤油を付けることなくそのまま頂けます。トロトロの卵焼きとぐるっと巻かれた焼き穴子に魚正の伝統を感じました。

旬の素材を出来るだけ手を加えることなく供された二代目からの変更箇所は多いです、魚正にお名前を加えての再始動はその辺りを加味されてのことだと思います。新生魚正さん、73年目の頁が令和4年睦月に書き込まれました!!

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(お店の情報)
魚正 山本淳
086-222-3505

初春に魚正さんが閉店するとの情報を入手、すぐ女将(二代目)さんに電話...諸事情で止む無く72年の歴史に幕を下ろされるとのこと、無理を言って連日満員御礼の中に入れ込んでもらいました。椿が咲き始めた玄関...やはり風情がありますね!

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お昼は12時スタート、少し前に訪れて朱色のカウンターを撮影、この素晴らしい内観ともお別れになるのかと思うと寂しい限りです...この日は女性ばかりの団体さんもおられ、座敷とカウンターの両営業となりました。

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突き出し2品とビールで開始、アミの塩辛は塩分濃度高いので極少量でも良いアテになります。繊細な白魚も魚正さんならではの仕上がりです。夜だともう少しアテを頂いて日本酒のパターンですが、お昼なのですぐに握って頂きます。最初は鯛、端正な正統派の味わいですね、シャリは若干少ないですが貫数多いので適量でしょう。冬場の雲丹は甘さ全開、新鮮なので身がしっかり締まっています。鰆は厚切り、適度な脂のりで本来を旨味を堪能出来ます。

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ママカリはシンプルに塩で味わいます、薄めの酢も好印象でしょうね。序盤の主役大トロの登場、脂もしっかりで独特の甘みにノックアウトです^^; 烏賊は海塩で、烏賊特有の甘みを塩が引き出してくれます。ゲソは短時間湯通ししており、食べやすくなっていました、これも塩が合いますね。車海老は剥きたてなので鮮度抜群ですね、こちらも塩で甘みと旨味を堪能です。尾の部分を残すと後で焼いて頂けます!

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キスは瀬戸内産、脂肪が少なくあっさりした味わい、これは醤油で頂きます。蛸は下津井産、湯通ししていますが厚みがあり食べごたえあります。小鯛は皮付き、湯引きされて皮の旨味を味わえます。貝柱は炙って貰い、甘さを封じ込めました。いくらは軍艦で頂きます、粒の外側がしっかりで甘みが強いですね! 鰆の皮は焼いて旨味を凝縮、想像以上の美味さにびっくりです。車海老の頭を使っての海老汁、素晴らしいだし汁ですね、中の焼き海苔が味を引き締めています、干瓢巻を頂きながら中〆を楽しみます。

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後半は大きな〆鯖、醤油をたっぷり付けて脂を緩和しながら頂きます...うーん、美味! 焼き椎茸、時間を掛けて焼いており風味しっかりです。漬けは大きなサイズ、ワイン風味を少し感じました。ヒラメは2種、最初はシンプルに醤油で味わい、二番目はオリジナルタレで堪能、冬場のヒラメはあっさりで上品な味わいです。即興で女将(二代目)が鯖ときゅうりの巻物を作って下さいます、脂のりの良い鯖ときゅうりの組み合わせは想像以上に合いますね。

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蛤は専用タレで頂きます、貝特有の旨味がしっかりです。穴子はしっかり火入れされており、シャリをグルっとひと巻き、魚正さんの名物ですね、焼き穴子の甘みと旨味を堪能です^^ 口直しは芽ネギ、口中が爽やかになります。こちらも名物の卵焼き、甘さを抑えていますのでいくらでも頂けますね。最後はきゅうりの一本巻き、手渡しで握って頂きますが撮影の為、女将さんに持って貰いました! きゅうりの青臭さを焼海苔の風味が抑え込み、〆の一本に相応良いですね。

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デザートを頂きながら女将(二代目)さんと話し込みます、初代が昭和21年に創業され昭和61年に女将(二代目)さんが引き継ぎます、通算72年の歴史はさすがですね。岡山の老舗鮨店御三家(魚正・松寿司・つるべ鮨(閉店))の二つがなくなることになります、奇跡の再開を何とか成し遂げて頂きたいと願いつつお店を後にしました!!

(お土産のアミ塩辛)
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(お店の情報)
魚正 (うおしょう)
086-222-3505

”公”では幾度か訪れていますが今日は”私”で訪問、ゆっくりビールを頂きなからお鮨を摘み、大将と他愛ない話で盛り上がります。

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先代(お母さん)も未だ現役ですが、昔からのお得意さんをメインで担当されています。その精力的な活動は今も健在、来月には世界一周の旅に出られるとのこと...頭が下がります!

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相変わらず良いペースで最良のネタを握って頂けます^^ 盛夏ということでのどぐろ・烏賊は旬の味わい、その他定番ネタも安定感のある味わいでした。

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20貫前後の握りと小鉢にビールでお腹いっぱい、今回も至福の時間を過ごしました!!
 (前回訪問記事はこちら)

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魚正 (うおしょう)
086-222-3505

<2015年2月>
家内の伯父が贔屓にしている魚正さんにやって来ました、西の横綱と称される鮨の名門、創業69年になります。岡山市内では
松寿司さん・つるべ鮨さん(閉店)と当店が老舗御三家と呼ばれていました。女将さんに伯父の近況をお知らせし、懇意だった先代女将さんの近況をお聞きします。お二方ともに90歳台半ば、長生きの秘訣を伝授して頂きたいです。

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お昼のおまかせをお願いしました。先付け&ビールで開始し、こちらのペースでどんどん握って貰います。本日は女将さんが握りを担当、息子さんは焼きを担当されました。鯛から始まり最後のきゅうり巻きで22貫+出汁・玉子焼き・デザート...かなり量が多いですね。

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本日印象に残ったのは...鰆、脂が乗っており厚みのあるネタは食べ応えあります。鰹は白葱みじん切りでシンプルに頂きましたが、爽やかな風味が印象的でした。大間産大トロは脂のノリが絶品、大きなネタでしたので良いお値段ですね^^; 

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活き車海老の頭を使った出汁は絶妙の味わい、これはもっと量を頂きたいと思いました。大きな鯖は脂が上品で想像よりあっさりした味わい、のどぐろはこの時節特有の脂がのっており濃厚な味わいでした。

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久々に味わった名門老舗鮨店の真髄、初代の伝統を二代目が自分流にアレンジされています。初代が築かれた緻密さ・端正さは二代目の次男さんがされている山もとさんに引き継がれています。長男さんが近い将来本店を引き継がれ自分流にアレンジされるのが楽しみでもあります!

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魚正 (うおしょう)
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