長月序盤で残暑復活、蒸し暑い中を宵呑みに訪れたのは表町の路地裏に位置する「すし 拓」さん、昨秋オープンされた新しい鮨屋さんです!
店内はカウンター8席とこじんまり、大将との距離感が近いので色々会話を楽しめます。カウンター中央にはネタケースが鎮座、旬の魚を目でも楽しめます^^
最初にアテをお任せでお願いします、最初は筋子のポン酢、イクラものって芋焼酎ロックが進みます。ワタリガニは雄のほぐし身、味噌ものって初秋の味覚を楽しみます。
鯛は皮付き、引き締まった身は新鮮この上ないですね。鯵は夏を終えて脂が少し落ち着いていますね、あっさりいただけます。
真蛸は下津井産、大きなサイズで食べごたえあります。ホッキ貝は特有の甘みがありますね、強めの食感も同時に楽しめます。アテの〆はのどぐろの塩焼き、皮はパリパリ、身は特有の甘みが塩でワンランク引き上げられています^^
握りの最初はヒラメの昆布締め、あっさりした白身が酢飯に合いますね。中トロは赤身部分が多いですが脂のまわりが良く甘さもしっかりです。赤身は身のしっとり感が際立つ仕上がり、美味しいですね。
鰯は口中でとろけますね、極上の脂が質の良さを物語ります。トリ貝は独特の食感と甘みがあり好みの仕上がりです。
雲丹は二種を立て続けに頂きます。最初は赤ウニ、口中でとろける軟らかさ、甘みが次第に押し寄せてきます。バフンウニは軍艦仕立て、最初からドンとくる力強い味わいですね、赤ウニに比べると甘さは控えめ、個人的には繊細な赤ウニの方が好きです。
サンマは出始めですね、脂は控えめで端正な味を楽しめます。イクラは軍艦仕様、食感と特有の甘みが魅力です。
蝦蛄は大振りなサイズ、甘タレは控えめ、あっさりした本来の味を楽しめます。ママカリは二枚分ありますね、岡山の旬を久しぶりに堪能です。〆は穴子、煮しめで軟らかく仕上げています。〆に相応しい郷土の一品に満足です^^