如月中盤戦、年度末に向けての栄養補給で「鮨 縁」さんにやって来ました。約10年ぶりですね、一斉スタートのない時代、遅い時間帯にアラカルトで頂いた記憶があります。
店内は白木の一文字カウンター8席、オシャレな空間です、無駄なものは一切排除していますが内観にセンスがあります。大将の会話を楽しむなら中央付近に座るのがベストでしょう!
2ヶ月前の予約で席を確保、8名揃って一斉スタートです。前半はアテが続きます。鮎稚魚の茶碗蒸しは繊細な味わいですね、アオサの風味が加わって奥深さも演出です。次に登場はのれそれ、「伸るか反るか」の語源にもなっている穴子の稚魚です、スッキリした味わいです。タチウオは炙り仕様、加工していない天然海苔の濃い味わいでしっかり身を引き締めています。
ウニご飯は少量ですが味が濃いですね、北海道産バフンウニは独特の旨味があります。穴子の干物、人肌よりも低い温度で炙ってあり、旨味が凝縮されています、これは酒が進みますね。旬の牡蠣握りはまるまる太っています、火が通っており甘みが強く出ていました。
河豚の白子は四角い器で登場、餡掛け仕様で甘みの強い卵巣本来の味を引き締めます。早良の握りは朱色の器で登場、塩胡椒で全体が凝縮されて鰆身の美味さを引き出しています。石鯛はわさび和えで登場、天然わさびは辛くない上質な味わい、淡白な石鯛に良く合います。椀物はのどぐろ、焼きだと独特の脂が美味いですが汁だと繊細な出汁が溶け出してより上品な味になっています!
ここから握りの部が開始されます。
鯛・鰆・ハリイカ
シャリは少なめ、ネタもシャリに合わせてコンパクトですが素材に合わせて一工夫されていますので満足感は高いですね。当店の握りは独特の酢飯が特徴です、この酢飯を求めて頻繁に通われる方も多いです。お酒と一緒に頂くなら適量ですがシャリが少なめなので、当日ご一緒された方はコースの後に4~5貫追加されていました。
我が家近隣鮨屋ご出身の大将はまだお若く研究熱心ですね、切れの良い所作と清廉な接客で岡山でも有数の鮨屋さんに登り詰められました。予約はかなり取り難くなっていますが、季節を変えて再訪したいと思います。
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