弥生終盤の昼餉でお邪魔したのは後楽園外苑にある「荒手茶寮」さん、10年ぶりの訪問、県外からのお客様接待では良く利用させて貰いました。昭和8年開業、昭和20年の岡山空襲で全焼、その後再建されて現在に至ります。

DSCF1996
DSCF1994

桜のシーズンを狙って10日ほど前に予約、河川敷の桜は5分未満ですが後楽園側は8分咲き、観賞しながら懐石を頂けます。

DSCF2013
DSCF2019

内観も素晴らしいですね、戦災で大部分を消失しましたが灯篭、建具の一部などは延焼をまぬがれ、当時の名残りを今も留めているそうです。

DSCF1897
DSCF1903
DSCF1900

予約した部屋は菊の間、東側の部屋で河川敷の桜をしっかり眺められます。皇室の方の結納でも使われた由緒ある部屋で指名される方も多いです。

DSCF1891
DSCF1952
DSCF1967

先附3種盛りで開始、小皿に旬が盛り込まれています。蛸・雲丹・マコは旬の筍と木の芽と一緒に頂きます。いくらは甘みの強い烏賊で、蟹は旬の青菜との組み合わせになります。先附とビールを頂きながら桜を鑑賞出来るのは至福です^^

DSCF1917
DSCF1918
DSCF1919
DSCF1920

造里は平貝・カツオ・ヒラメ、旬のタイラギは厚みしっかりで甘いですね。春先のヒラメは身が締まって淡白な味わいです! どれも厚みがあって食べごたえありました。

DSCF1926

椀物は甘鯛の湯葉蒸し、昆布出汁で湯葉と鯛の旨味をしっかり引き出していますね、柚子風味もあって好みの味わいでした。

DSCF1944
DSCF1949

焼き物は鰆のごま焼き、子持ち昆布と一緒に頂きます。春を告げる魚である鰆、脂が少ない時期なのであっさり頂けます。

DSCF1954

ご飯ものはたけのこご飯、筍もこれから大きくなってきますね。汁には旬のうるい(オオバギボウシ)、独特のシャキシャキ食感を楽しみました。

DSCF1975
DSCF1977
DSCF1985

食後にはデザートを頂きながら暫しまったり...市内の歴史ある料亭の閉店が続く平成後半~令和、荒手茶寮さんには銘店の歴史を守り続けて欲しいです!

ポチっとな!!
にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 岡山県情報へ
にほんブログ村

(お店の情報)
荒手茶寮 (あらてさりょう)
086-272-3171
今回の価格帯:7000円~