高温が続く4月終盤、暑気払いに友人と宵呑みに訪れたのは中央町の元(はじめ)さん、4~5年ぶりの訪問になります。周辺は飲み屋さんが軒を連ねる賑やかな地域です。
店内は鍵の字カウンターメインの構成、入口横には個室もありますが今日は友人と二人カウンター端っこに着きます。カウンターはかなり大きな作り、二段構成になっており奥の一段高いカウンターに置かれた四角い備前焼に刺し身&握り鮨がサーブされます。
三岳ロックで開始、最初のアテはヒラメとカレイの刺身、姿形が似た二種の刺身を同時に味わうのは初めてかもです^^ 鯛の刺身は二種、〆たてと二日間熟成させてもの、どちらも美味しいですが味に深みが出た熟成が気に入りました。ベイカの酢味噌和え、不要な箇所が全部取り除かれていますのでストレートにベイカを味わえます、丁寧な仕事ぶりですね。
名物の焼印が入っただし巻き、見た目通り硬めの食感、ほんのり甘い味わいは癖になります。貝の刺身(名称失念!)は新鮮さが伝わる食感、食べる直前まで収縮していました^^; 初鰹は専用の醤油で頂きます、しっとりした食感の身には旬の旨味がたくさん詰まっていました。
渡り蟹は食べやすいように解されています、瀬戸内海にもたくさん水揚げされる渡り蟹は馴染みの美味しさです。黄ニラがたくさん入った茶碗蒸し、旬の素材も多く入っており、好みの味わいでした。
ここから握り鮨に切り替えて頂きます、最初はハリイカ、コリッとした食感で甘い味わいを堪能。大きめのボタンエビ、こちらも素材の甘味が素晴らしいですね。ヒラメ昆布締め、淡白な白身に昆布の旨味が加わって美味さ倍増です。
マグロ漬け、適度に赤身を漬けて清廉な味わいをしっかり閉じ込めています。うにいくら丼はミニサイズですが、素晴らしい味わいですね、もっと量が欲しいとは思いますが、まぁミニで頂くほうが粋でしょうね^^
鯵は刺し身で頂いても脂が乗った美味さを堪能できます。鮨の〆は煮穴子、甘めのタレで軟らかい身を楽しみました。汁物はあおさなめこ汁、美味しい味噌汁で締めくくるとなんだか健康的な呑みが出来た気分になります^^
声のよく通る大将の所作には無駄が一切ありませんね。迫力ある手業から出てくるアテはどれも逸品でした。鮨は若干小ぶりで酢飯は硬く仕上げてあります、カテゴリーは寿司になっていますが、個人的には懐石割烹メインの方がしっくり来るように感じました。
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